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PDF

Adobe Acrobat (Acrobat Distiller 7) での入稿について


Acrobat Distiller 7 でPDFをつくる

Acrobat 7をインストールすることで、Acrobat Distiller 7も同時にインストールされます。PDFにはいくつかの作成方法がありますが、その中の一番基本的で確実な方法である PostScriptファイルを書き出し、それをPDFに変換する方法について説明します。またPDFは用途によって様々な作成オプションがあります。以下の説明は印刷入稿目的のPDF作成に関するものです。

PDF作成手順


PostScriptファイルの作成

PostScriptファイルの書き出しについてはAcrobat 6 での説明を参考にしてください。

PostScriptファイルをPDFに変換する

Acrobat Distiller 7 を起動します。なお、Acrobatのアップデートは必ず適用しておいてください。

Distiller 7 PDFX-1a

「デフォルト設定」に「PDF/X-1a:2001(日本)」を選択します。このジョブオプションは高解像度出力用に用意されているものですが、この設定も画質を落とす「ダウンサンプル」や「JPEG」変換が行われます。画質を落とさない設定に変えるため、このジョブオプションをもとに新しいジョブオプ ションをつくります。

上図の設定のまま「設定」メニュー→「Adobe PDF設定の編集」を開きます。ここから新しい設定をつくることが出来ます。

一般タブ
Distiller 7 PDFX-1a 一般タブ

「互換性のある形式」は古く思えるかも知れませんが、「Acrobat 4.0 (PDF 1.3)」 です。

圧縮タブ
Distiller 7 PDFX-1a 圧縮タブ

上図の様に変更します。

フォントタブ
Distiller 7 PDFX-1a フォントタブ

上の設定は、「すべてのフォントを埋め込む」こと、ならびに埋め込めないフォントが使われていた場合は、変換「ジョブをキャンセルする」ことを示しています。また、埋め込みの方法として、フォントのキャラクタが文書中で100%使用されないかぎり、サブセットとして埋め込みを行う、という設定になっています。

カラータブ
Distiller 7 PDFX-1a カラータブ

上図のように設定してください。「トランスファ関数」は「適用」または「削除」にします。

詳細設定
Distiller 7 PDFX-1a 詳細設定タブ

上図のとおりです。

PDF/Xタブ
Distiller 7 PDFX-1a PDFXタブ

上図の通りです。

デフォルトのジョブオプションは変更出来ないようになっています。「別名で保存」をクリックして、上記の設定を新しいジョブオプションとして保存します。

Distiller 7 PDFX-1a 新規ジョブオプション

名前は任意に設定できます。

Distiller 7 PDFX-1a 新規ジョブオプション

上のように元の画面にもどって、いま作成したジョブオプションを選択します。

このウインドウにPostScriptファイルをドラッグすると変換がはじまります。フォントのアウトラインがとれていれば、高い確率でエラーになることはないと思いますが、その他配置画像の破損等の問題で作れない場合もあります。
ここに、EPSファイルをドラッグしてもPDFファイルは作れます。このとき、EPSファイル(Illustratorファイル)は用紙設定などプリント情報をもっていないため、バウンディングボックスで作られます。

PDF作成後のチェック

Acrobat 7 には印刷用にデータを分析したりプレビューしたりできる機能が用意されています。これらを使い入稿用PDFのチェックを事前に行っておいてください。

オーバープリントプレビュー

「アドバンスト」→「オーバープリントプレビュー」をチェックすると、オーバープリントがかかることでどのような結果になるかをあらかじめ画面表示上で確認ができます。オーバープリントを設定した覚えもないのにかかってしまっていることはよくあることです。充分確認してください。

出力プレビュー


「アドバンスト」→「出力プレビュー」または「ツール」→「印刷工程」→「出力プレビュー」
Acrobat 7 出力プレビュー

特色が不注意で残ってしまっている場合の表示例です。
また、ブラック版を非表示にすることで、リッチブラック箇所を調べることもできます。
「インキ」は「印刷工程」内の「インキ」が開きます。「表示」のプルダウンからは、対象オブジェクトを選択的に表示できます。「カラー警告」プレビューでは、オーバープリント箇所やリッチブラック箇所を表示させることができます。最下部の「領域全体をカバー」にチェックを入れると指定したインキ総量を越える箇所を表示することが出来ます。

透明部分の分割・統合プレビュー


「ツール」→「印刷工程」→「透明部分の分割・統合」

Acrobat 7 分割・統合プレビュー

まず「更新」ボタンをクリックします。右にプレビューが表示されます。「ハイライト表示」で赤枠部分の5つの項目がすべてグレー表示されていれば、すでに透明部分は分割・統合されており、これはPDF/X-1aとしては正解です。
黒く濃く文字表示されていれば、それに該当する部分があることを示しており、プレビューにその部分が表示されます。
また、このバージョンからは、「分割・統合の設定」で設定した内容で直接PDF文書に分割・統合を行うこともできます。

プリフライト

「アドバンスト」→「プリフライト」または「ツール」→「印刷工程」→「プリフライト」ここには多くの機能がありますが、以下については行っておいてください。

Acrobat 7 プリフライト

プロファイルのうちの「PDF/X-1a :2001準拠」を選択して「実行」ボタンをクリックしてください。(その他は必要に応じてチェックしてください。また、新たなプロファイルを作ってチェックすることも可能ですが、ここではやりません。)

PDF/X-1a に適合した場合の表示結果
Acrobat 7 プリフライト

PDF/X-1a に適合していない場合の表示例
Acrobat 7 プリフライト

「スナップビューで表示」にチェックを入れておくと、いずれかの問題箇所をクリックすると、その部分を別ウインドウで表示させることができます。また同時に、文書上でその部分が赤い点線枠に囲まれて表示されます。
なお、DistillerでPDF/X-1aのジョブオプションで作成したPDFであっても、ここで不適合表示が出ないとは限りません。その場合は出力上問題はないと思われます。

上記のほか「印刷工程」には様々な機能がそろっていますので、必要に応じ活用してください。

Acrobat 7 印刷工程

また、「ファイル」→「文書のプロパティ」→「フォント」で、フォントが正しくアウトライン化されているか、埋め込まれているかなどをご確認いただくことも必要です。(下図のうち上の図が正しくアウトライン化されている例、下の図が埋め込みの例。「埋め込みサブセット」とあるのが、埋め込まれているフォントです。)

Acrobat 7 プロパティ フォント

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